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旧鴨川市 平成 4年第 3回定例会−09月18日-04号

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  1. 鴨川市議会 1992-09-18
    旧鴨川市 平成 4年第 3回定例会−09月18日-04号


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    最終取得日: 2021-09-01
    旧鴨川市 平成 4年第 3回定例会−09月18日-04号旧鴨川市 平成 4年第 3回定例会                平成4年第3回            鴨川市議会定例会会議録(第4号) 1.招集年月日 平成4年9月18日(金曜日) 1.招集の場所 鴨川市議会議場 1.出席議員 24名  1番 川 上 政 夫君 2番 飯 田 哲 夫君 3番 谷   一 浩君  4番 鈴 木 美智子君 5番 刈 込 勝 利君 6番 原     豊君  7番 鈴 木 正 明君 8番 川 井 健 司君 9番 阿 部   満君  10番 山 口 英 二君 11番 川 崎 利 夫君 12番 川 上 和 夫君  13番 佐久間 正 夫君 14番 曽我辺 良 次君 15番 高 梨 政 道君  16番 高 梨   豊君 17番 久 野 武 松君 18番 高 梨 喜三郎君  19番 川 名 義 夫君 20番 四 宮 泰 雄君 21番 服 部 克 巳君  22番 相 川 喜 一君 23番 吉 田   守君 24番 田 原   勇君 1.欠席議員  なし 1.地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名 市長       本 多 利 夫君  助役       室 田 章 隆君 収入役      高 松 幹 男君  秘書課長     久根崎   孝君
    企画振興課長   古 市 一 雄君  総務課長     佐 藤 義 雄君 財政課長     西 宮 秀 夫君  税務課長     小 柴   亨君 農産課長     高 柳 邦 雄君  建設課長     高 橋 行 雄君 都市計画課長   高 梨 冨士夫君  商工観光課長   嶋 津 三 郎君 保健衛生課長   郡 司 武 康君  清掃事務所長   鈴 木 守 順君 福祉事務所長   高 橋 利 夫君  国保病院事務長  吉 田   静君 国民宿舎望洋荘支配人         太海フラワー磯釣センター所長          山 田 政 孝君           川 上 義 男君 水道事業管理者水道局長        水道局業務課長  松 本 恭 一君          速 水 伸 雄君 水道局工務課長  松 井 幸 久君  教育委員会委員長 佐 藤 喜 雄君 教育長      山 口 順 一君  学校教育課長   高 滝 政 美君 社会教育課長   大和田 由一郎君  学校給食センター所長                             渡 辺 昌 良君 代表監査委員   池 田   満君 1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長     塚 越 敏 夫   次長       石 田 正 孝 主事       佐久間 達 也   ─────────────── 〇 ────────────── △開議  平成4年9月18日 午前10時00分開議 ○議長(川名義夫君) 皆さん、おはようございます。早朝からご苦労さまです。ただいまの出席議員は全員であります。よって、議会はここに成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  ──────────────── 〇 ─────────────── △議事日程 ○議長(川名義夫君) 本日の日程は、あらかじめお手元に配付した印刷物のとおりでありますので、これによってご了解願います。 1.議 事 日 程  日程第1 議案第1号 職員定数条例の一部を改正する条例の制 質   疑             定について              委員会付託  日程第2 議案第2号 字の区域の変更について          〃  日程第3 議案第3号 平成4年度鴨川市一般会計補正予算(第   〃             1号)  日程第4 議案第4号 平成4年度鴨川市国民健康保険特別会計   〃             補正予算(第1号)  日程第5 議案第5号 平成4年度鴨川市病院事業会計補正予算   〃             (第1号)  日程第6 議案第6号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市一般会計歳入歳出決              算)  日程第7 議案第7号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市学校給食センター特             別会計歳入歳出決算)  日程第8 議案第8号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市国民健康保険特別会             計歳入歳出決算)  日程第9 議案第9号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市老人保健特別会計歳             入歳出決算)  日程第10 議案第10号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市水道事業会計決算)  日程第11 議案第11号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市国民宿舎事業会計決             算)  日程第12 議案第12号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市病院事業会計決算)  日程第13 議案第13号 決算の認定について            〃             (平成3年度鴨川市太海フラワー磯釣セ             ンター事業会計決算)  日程第14 議案第14号 千葉県市町村公平委員会共同設置規約の   〃             一部を改正する規約の制定に関する協議             について  日程第15 報告第1号 専決処分の報告について        質   疑  ──────────────── 〇 ─────────────── △議案に対する質疑・委員会付託 ○議長(川名義夫君) この際、申し上げます。本日の日程は議案に対する質疑であります。会議規則第56条の規定により、同一議員が同一議題について、その質疑の回数は3回を超えることはできませんので、念のため申し添えます。  これより日程第1、議案第1号 職員定数条例の一部を改正する条例の制定についての質疑に入ります。             (「8番」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 川井健司君。 ◆8番(川井健司君) 今回の条例の改正でございますが、一般企業において従業員をふやすということは、売り上げの増ですとか、企業の拡大ですとか、利益の増加ですとかということが当然見込まれた上での労働者の増加ということを見込むわけでございます。市役所の場合においては、この増員が市民サービスの向上ですとか、あるいは生産性の向上、あるいは合理化に資するところがあるとか、いろいろな目的があろうかと思いますが、今回のこの改正に伴う、そういったもろもろのメリットというものが、あるいは目的がございますれば、提案理由の補足説明等でなされておりますが、それをもう少し踏み込んだご答弁がちょうだいできればと思い、ご質問いたします。 ○議長(川名義夫君) 総務課長、佐藤義雄君。 ◎総務課長(佐藤義雄君) 今回のこの職員定数の一部改正の関係で、この改正に伴うメリットはどこにあるかというご質問であるわけでございます。今回、この市長部局の方の関係の職員の増の関係ですけれども、21名お願いしてあるわけでございます。  まず、国保病院の関係でございますけれども、提案理由の中でもって市長の方もご報告申し上げましたけれども、国保病院については10名ということでございます。これは一応、これから医療のサービスというふうな面から照らし合わせまして、これから検討に入るというふうな段階であろうかと思いますけれども、基準看護を行いたい。つまり完全看護を行いたい。そして、ただいま入院をなさっております患者さんについては、家族の付き添いや、あるいは派出婦等を伴っての看護をしておるわけですけれども、この基準看護をやることによって医療サービスを行いたい。また、家族の負担も少なくしたいというふうなことで、一応法で定められております職員数の確保をお願いをしたところでございます。  次に、仮称、総合保健福祉会館の関係でございますけれども、今の予定ですと、平成6年にオープンを予定をしてるところでございます。これには最大の目玉でございます鴨川市独自でもってデイサービスを行おうというのがねらいであるわけでございます。今さら私が申し上げるまでもなく、高齢者が非常に多くなった。今、一たん「めぐみ」でもってデイサービスを行っておりますけれども、1市3町で共同でやっておる。ところが、鴨川市の障害の方、寝たきりの方も、このデイサービスは十分でないというふうなことと絡み合わせまして、これからの高齢者社会に向けての福祉サービスをやろうということで、これも厚生省が定めた人数でございますけれども、このデイサービスをやるのには、生活指導員が1名、寮母が2名、看護婦が1名、介助員が1名、調理員が1名、運転手が1名ということで、計7名がデイサービスをやる場合に定員があるわけでございます。もちろん、このデイサービスはご承知のとおり、在宅福祉でございまして、運転手が寝たきりの方を迎えにいって、そしてお風呂に入れて、ご飯を食べさせて、そしてリハビリをやって、また帰すというふうな1日の関連があるわけでございますけれども、このデイサービスをやろうというところでございます。  次に、このデイサービスをやることによって、当然、今やはり保健福祉会館の中でもリハビリがメインになっておるところでございます。このリハビリ、機能回復訓練をやるのには、どうしても理学療法士というふうな専門的分野の職員が必要であるわけでございます。この理学療法士が1名、あと保健婦が2名ということで、保健衛生課関係では3名。  最後に、この今回の補正でもお願いしてありますけれども、駅の西口に市民サービスセンターを12月からオープンに向けて、そして市民に利便を図る。あるいは、これから来年になろうかと思いますけれども、週休2日制になって、本庁が休みだというふうな場合には、すぐあそこに行けば、年中あそこのジャスコの方が休み以外は、ずっと夜7時までオープンをしているということで、これが事足りるということでもって、正職員1名を配置させたいということで、合計、市長部局の方では現在の定数に21名をお願いをしたいということでございまして、これは逐次これらの施設が整い、あるいはまた計画段階に入って、職員を確保しなきゃならないということに備えてのお願いであるわけでございます。  あと、企業関係の水道関係につきましては、業務量の増大に伴って、現定数の20名を3名ふやして、23名にお願いしたいというところが今回の改正でございまして、そんなところが、これからの福祉サービス等のメリットを考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 川井健司君。 ◆8番(川井健司君) 国保病院関係については、家族負担の軽減等が見込まれるということ、それから医療法の改正に伴う基準定数の充足がなされることによって、確か点数アップというようなことも伺ってますが、その辺の確認をちょっといたします。  それから、健康福祉会館、きょうあたりも……。 ○議長(川名義夫君) 川井健司君、点数アップについては、ちょっと議案と若干離れますので、別の議案の中でお願いいたしたいと思います。メリットという範囲にひとつ限定をしていただきたいと思います。 ◆8番(川井健司君) わかりました。その点数がアップする、これを充足することにアップするということはメリットだと私は理解しているわけですけど……。 ○議長(川名義夫君) サービス内容に限定をしていただきたいと思います。細かい点数ということではなくて、業務の拡大がサービスだということで今答弁しておりますので、そこまで入っていきますと、さらに今度医療関係まで入っていくことになりますから。 ◆8番(川井健司君) わかりました。保健福祉会館につきましては、今現在、各地区で健康診断等をしているわけですが、ここで集中的にするというようなことも含まれてきますでしょうか、それの確認です。じゃ、それだけにします。 ○議長(川名義夫君) 総務課長、佐藤義雄君。 ◎総務課長(佐藤義雄君) 現在行っております各公民館でもって、健康の検査をやっておるところでございますけれども、もちろん今回できます保健福祉会館がメインになって、あそこを主体にして健康管理をやりたいというふうに考えておるところでございます。           (「わかりました」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) ほかにありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第1号は総務常任委員会に付託をいたします。
     ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第2、議案第2号 字の区域の変更についての質疑に入ります。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 久野武松君。 ◆17番(久野武松君) この字の変更でございますけども、非常に膨大にあるようでございますけど、これはやむを得ないことだというふうに理解はするんですけども、この辺を、この変更に関しての市民に対しての、要するに案内というか、明示すべきこと。  それから一つは、登記所の方の台帳は既に直ってるのか、あるいは税務課の方でも台帳そのものがそういうふうに変更されているのか。されていないとするんならば、この地番等々、これに関してはいつごろまでにそういう変更が事務的にできるのか。特に市民に対してのお知らせですね、告示。これどういうふうな形でやるのか。この辺をちょっとお伺いしておきたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 農産課長、高柳邦雄君。 ◎農産課長(高柳邦雄君) お答えを申し上げます。補足説明でも申し上げましたように、登記上はまだ従前地でございまして、県の公報によりまして、換地処分の公告のあった日の翌日から有効に発するということでございますので、まだ今は従前地でございます。議会の皆さん方のご議決をいただきまして、千葉県知事に進達し、千葉県知事が今度公告するということになります。それから登記簿が変わると、こういうふうになります。特に、市といたしましては農産課サイドでは行いませんけれども、今まで従来、それは行っておりません。県の公報によって周知するということで、一応効力は、土地改良法上は効力を発するということでございます。  また、字区域の変更の市民へ対するPRにつきましては、今後秘書課の方と相談いたしまして、そのように図ってまいりたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 久野武松君。 ◆17番(久野武松君) 今、補足説明で、というようなことを言ってたようですけども、補足説明ではそこまで全然細かく聞いてなかったし、一つは、今までこの字の変更なんていうと、何の質疑もなくそのままぱぱっと通って、じゃ今度それをどういうふうに皆さんにお知らせしているのかどうだということが、一向に過去の私が議会活動の中ではほとんどないんですよ。私も年々年数を置くにおいて、しかしこれどういうふうにPRしてあるのかなと、言ってみると、それは告示というのは掲示板に載ると思うんですけども、そこまでなかなか気がつかないんですよね。というのは、私が経験したのは、館山につい昨今行きまして、やはり番地が全然違っていっちゃったんですよ。だからその周辺の人に聞いてもわからなかったわけですよ。そういう経験を伴ったので、鴨川市もこれだけのものが地番も変わってくるし、あるいは字の変更も出てくるので、この辺を十分とは言えなくても、ある程度の市民に対してのお知らせ、これを全くとは言わないけども、できる範囲でひとつお知らせをさせていただきたいなと要望して終わります。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第2号は産業常任委員会に付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第3、議案第3号 平成4年度鴨川市一般会計補正予算(第1号)についての質疑に入ります。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 原豊君。 ◆6番(原豊君) 議案第3号 平成4年度鴨川市一般会計補正予算(第1号)の1ページの歳入の市税の中の第2項、固定資産税補正額についてお伺いいたします。今回の補正額を見ますと、1億 1,510万という大変大きな補正となっておりますが、どのような理由でこうした大型になったのか、これだけの大型補正であるならば、当然、当初予算時にある程度、見えていたと思いますが、細かなご説明をお願いいたします。 ○議長(川名義夫君) 税務課長、小柴亨君。 ◎税務課長(小柴亨君) 今回の補正の中で、固定資産税追加の額がちょっと大きいんじゃないかというご質問でございますが、当初予算の段階では、これは毎年のことでございますが、1月の半ばから2月にかけて原案を確定する形になります。あくまでもその年の家屋の新築状況、それから土地の評価額の上昇の程度、それから合わせて、その年に実施される税法の改正予測、これらをもとにして、前年等の実績を参考にいたしまして、当初予算の段階では推計で課税する形になっております。あくまでも本年度このくらいの上昇になるだろうという形で、推計で計上してあるわけでございますけれども、今回お願いした数値でございますが、固定資産税についてはご承知のとおり、4月に課税する形になります。課税が終わってみて、初めて数字的にその年の額が固まってくるという形でございます。今回もマンション等の新築等もある程度はもちろん予測し、その分等の分も当初ある程度は見ましたけども、実際に課税資料を集計し、課税を終わってみましたら、相当結果的に伸びた形になったわけでございます。したがいまして、当初予算の段階では確実にその年の数値をすべて把握するということは難しい状態でございますので、今回課税が終わりまして、額が大体確定したことによって、その差額を今回追加で計上したと、こういうことでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) ほかにございませんか。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第3号は各所管の常任委員会へ分割して付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第4、議案第4号 平成4年度鴨川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についての質疑に入ります。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第4号は文教厚生常任委員会に付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第5、議案第5号 平成4年度鴨川市病院事業会計補正予算(第1号)についての質疑に入ります。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第5号は文教厚生常任委員会に付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第6、議案第6号 平成3年度鴨川市一般会計歳入歳出決算の認定についての質疑に入ります。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 川崎利夫君。 ◆11番(川崎利夫君) 清掃費についてお尋ねいたします。資料の25ページ、26ページの中を見ましても、今年度のごみの減量化の推進のために生ごみ処理器の補助制度 657世帯、 1,062基、また「ごみを減らす市民会議」を発足させて、リサイクル、自己処理、こうしたことを進められてまいりました。その結果でしょうけども、一般家庭から廃出されるごみは 255トン減量することができております。しかし、その一方で持ち込みによる普通ごみは 634トンと、こうした増加になっておりますが、事業所等の減量化の取り組みをどのように行っておられるのか、まずこの1点をお尋ねいたします。  2点目にリサイクル資源、これらが昨今の景気の問題等もありまして、供給過剰、価格が低いということで回収業者が採算悪化、こういう問題が起きているわけでございます。リサイクル運動が危機に直面している、こう言っても過言ではない状況になっているわけです。また、回収した古紙が利用されない、こうしたために古紙流通業者の在庫が満杯になる。こういう問題も言われております。こうしたリサイクルの危機を解消するには、消費者である我々が回収減量を、つくった品物の消費をふやしていく、これが大事ではないかと思います。こうしたことから、市の「広報かもがわ」、「議会報」、これらが再生紙を利用しておりますが、市の再生紙の利用率の状況について、数字で示していただければと思います。こうした利用状況の中で、一番よい例がトイレットペーパーかと思います。トイレットペーパー使用すれば再資源が不可能な商品であります。こうした商品こそ率先して再利用すべきであります。現在、製紙工場で 100%古紙を使ったトイレットペーパー、これらの工場がなかなか利用されないで、古紙が満杯になり、また工場の稼働率も悪い。こういう状況も起きていると思いますが、市の方にも 100%古紙のトイレットペーパー、また芯のダンボール、これらがないトイレットペーパーをぜひ市としても、庁舎、また各種施設で利用してほしいと、こういう要望も市民会議の皆さん、1メンバーからも出されておりますが、こうしたことを率先してやるべきと思いますが、この点いかがな考えを持っておられるか。  それともう一点。この資源ごみ回収がスタートして半年になろうとしておりますが、いまだごみ収集日に古紙、雑誌が生ごみとして出されている状況です。おのおのの回収団体がそれぞれの地域でPRし、取り組んでいるのにもかかわらず、こうした状況であります。既に県内の多くの自治体でも、月1回程度の古紙、雑誌、ダンボール、こうした資源ごみ回収日を設けておりますが、鴨川市に私も前にも提案しておりますが、これらを一層推進すべきと思いますが、この点について、お伺いいたします。  それともう一点。古紙の相場が下がって、回収業者の採算が悪化し、一番安い雑誌、ことしはそうでもなかったんですけども、昨年あたりは雑誌はとらないということで、我々PTA等、回収団体がやってもなかなかその辺無理にお願いして、ただでもいいから持っていってほしいと、処分してほしいと、こういうことで業者の方にお願いしているのが実態ですが、不燃物、缶、瓶、こうした処理業務委託、ことしの決算見ましても、3年度は 560万円委託しておる状況でございます。こうした古紙等の回収業者のこうした実態等を調査し、こうしたものへの援助という表現が適切かどうかわかりませんけども、こうしたものがより一層進められるような考えを持っておられるか、この点お尋ねいたします。 ○議長(川名義夫君) 清掃事務所長、鈴木守順君。 ◎清掃事務所長(鈴木守順君) お答えいたします。まず、1点目の事業所についてのごみの減量方法はどうしているかということでございますが、これにつきましてはダンボール、その他リサイクルできるものについてはリサイクルしてもらうように指導しております。そして持ってきたごみの中でもまだ使えるものがあります。その場合には欲しい人にも分けてあげている場合もあります。例えば、どんなものがあるかというと、自転車とか扇風機とか冷蔵庫、テレビ等でございます。  それと3点目の古紙、新聞紙等の収集及び値段の方についてはどうかという質問のようですが、これは鴨川市では廃品回収業者の方にも1キロ3円の補助金を出しております。そのために雑誌でも持っていってくれるわけでございます。よその市町村は業者の方に補助金は出してませんので、回収業者の方に断られるという事態もあります。当市では補助金を出しておりますので、回収業者の方で持っていって処理してもらうと、このようになってます。  また、新聞紙あるいは雑誌等の収集日を設けてはという質問なんですが、現段階では今の収集車の後ろの方に積んできます。そうしまして、それをリサイクルの方へ回すと、こういう状態でございます。庁舎内のトイレットペーパー、あるいはそういう再生紙の利用状況については、財政課長の方から答弁いたします。 ○議長(川名義夫君) 財政課長、西宮秀夫君。 ◎財政課長(西宮秀夫君) 役所としての再生紙利用の状況はということでございますが、現在ご質問ございましたトイレットペーパーにつきましては、 100%古紙のものはまだ利用しておりません。今、先生お話いただきましたように、市民運動団体の皆さん方から 100%古紙に切りかえてくれというようなお話もいただきまして、今検討をし、鴨川市内の業者を通じて、その購入の方法を検討してるところでございますが、 100%古紙のものは真ん中のロール部分が下がっておりまして、特殊なペーパーを挟むロールを新たに購入しなくてはならないというようなこともございますが、それはわずかな経費で済むことですので、なるべく早い時期に値段等の折り合いがつけば、 100%古紙に切りかえていきたいというふうに考えております。  また、庁内で使っておりますコピー用紙、俗に言うわら半紙等は、古紙を何割か入れた再生紙というもので利用をしております。今、リサイクル運動の徹底というようなことで進んでいる中で、市でもできる部分から再生紙導入というものをこれからも前向きに検討していきたいというふうに思っております。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 川崎利夫君。 ◆11番(川崎利夫君) 事業所の減量化の問題ですけども、確かにことしダンボール等のリサイクル、また持ってこられたもののリサイクル、この点はわかるんですけども、事業所としてこれらが事業所が業者への委託分がふえたから持ち込み分がふえたのか、一事業所あたりの廃出量がふえたからなのかがちょっとこの点わかりませんけども、一ホテル等の事業所のみずからの減量、この辺の取り組みについて再度お尋ねいたします。  それと再生紙の利用状況なんですけども、なかなか数字で出し切れないと思うんですけども、コピー用紙等、ある市町村に行きますと、その点の基準等もはっきり設けて、保存資料5年未満のものは再生紙を使う。5年以上のものは上質紙を使うと、こういうような基準を設けてやっている市町村もあるかに伺っておりますが、その点、そうした問題で明確になっておられるのか、検討しておられるのか、お尋ねいたします。  先ほど、トイレットペーパーなんですけども、財政課長の方にも芯のないやつで、これの見本が多分持ち込まれておるかと思います。これは芯がほとんどなくて、私もずっと芯が、中のダンボールが邪魔になってはいけないということで、これは市民生協の製品ですけども、こういうものを実際に使っておったわけで、これらは別にほとんど芯がなくても既存のもので使えるわけで、こうしたものを持ち込まれていると思いますが、今の説明ですと、何かロールの部分が下がって新たな部品を買わなきゃいけないというような説明だったんで、そうした製品もあろうかと思いますけども、こうしたメーカーの商品もあるわけで、より一層の推進ができるかと思いますが、この点は1日も早い利用を要望するとともに、市庁舎内だけじゃなくて、学校や市の関連施設等への利用をも図っていく考えがあるのかどうか、この点お尋ねいたします。  それと古紙等の回収なんですけども、確かに今清掃事務所の職員の皆さんのご努力で、新聞やそれらを車の上に乗っけたり、いろいろ工夫されて、清掃事務所に持ち込まれたものをまた別のところへ積んでリサイクルしている。この辺のご努力に対しては大変感謝するわけですけども、何て言うんですかね、私なんかも大山地区と吉尾地区でいろいろな形で取り組んでいるんですけども、我々も各家庭を回って、大山の場合、年2回、吉尾の場合、PTA関係3回なんですけども、この次は何月にありますから、それまでは倉庫の中へ新聞紙は置いておいてください、私が取りに行きますと。こういうふうにして全部PRして部落の中やっているんですけども、それでも廃品回収の終わった次の週あたりに、もう新聞紙がぽっと出ていると。こういう状況で、なかなかPR等も認識の違いだと思うんですけども、こうした中で館山等でも年2回、こうした収集日設けて、そうすれば市の清掃車でなくても、ほかのダンプ等を利用して月1回とか、3カ月に1回とか、こうしたことを行えば、それまでは自分の自宅で保管し、その日に月1回なら月1回の日に新聞紙、布、段ボール、こうしたものを収集すれば、日常業務の方にもそうした煩わしさ等も軽減できるんではないかと思うわけですけども、この点、再度お尋ねいたします。 ○議長(川名義夫君) 清掃事務所長、鈴木守順君。 ◎清掃事務所長(鈴木守順君) お答えいたします。事業所等の減量関係、あるいは旅館とかそういうのがふえたから持ち込み量がふえたのかというご指摘のようですが、本年ふえました中には、天津からの持ち込み分が 141トン含まれております。これは焼却炉を修理のため約2週間、11月18日から11月30日までの間、74台分が含まれております。今度、駅裏にできますジャスコにつきましては、事前協議の中で、発泡スチロール、トレイ関係については専門業者の方で処理してもらうという条件でうちの方は受けておりますので、1日あたりの排出量は2トンまでいかなかったと思います。今はっきりした数字は手持ちがございませんのであれですが、およそ2トン未満だったと思います。  それと、もう一点の新聞、紙類の収集日を設けたらということなんですが、これについては、ちょっと今のところ私の方としては日を設けるということはちょっと考えておりません。ただ、今度10月の25日の日にリサイクルの日ということを県の方で設けましたので、その辺で処理すれば1年に1回はできるということは考えております。  以上です。 ○議長(川名義夫君) 財政課長、西宮秀夫君。 ◎財政課長(西宮秀夫君) 市の利用いたします文書類について、再生紙を利用して、利用区分を決めたらどうかということでございますが、これにつきましても、他の自治体で既に実施しているところがあるということは承っておりますので、県下の状況を把握してできるものがございますれば、関係課と協議して取り入れていきたいというふうに思っております。  また、市関係のそれぞれの施設での再生紙利用、事務用品を始めとした、今お話をいただきましたトイレットペーパーにつきましても、学校、幼稚園、保育園等々で再生紙の導入を図れるかどうかということも業者等の打ち合わせをさせていただき、前向きに取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(川名義夫君) 川崎利夫君。 ◆11番(川崎利夫君) 最後に今ちょっとお話出たんですけども、10月25日ですか、この関係で千葉県がことしから25日、法律の制定日をリサイクルの日ということで、いろいろ県としても自治体としても運動を進めていくということで、鴨川市で今一つの話が出たわけですけども、この25日の日のリサイクルの日をどういう形で行おうとしておられるのか、現状での考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 保健衛生課長、郡司武康君。 ◎保健衛生課長(郡司武康君) 10月の25日、日曜日になりますが、新たに千葉県でリサイクルの日を設けたわけですが、現段階といたしましては、まだ具体的にこうだというような煮詰めはしてございませんですけども、25日に限定をするんでなくて、その前後にかけて何らかの方法で、これはもちろん古紙のみになりますが、古紙回収について検討したいというようなことで、現段階ではちょっと具体的なものは出ておりませんけども、今後考えたいと思います。 ○議長(川名義夫君) ほかにありませんか。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 川上政夫君。 ◆1番(川上政夫君) 決算書の中の14ページ、歳入の中の収入未済額について。この件につきましては、監査委員の審査意見書でも指摘されておりますが、いま少し掘り下げてお伺いいたします。市税の収入未済額は2億強が計上され、その中で特に滞納繰越分の市民税、これは個人、法人を含めまして 4,900万円、それから固定資産税におきまして 4,600万円計上され、合わせて 9,500万。約市民税の半分弱ですけれども、達しておるわけでございます。このように長期滞納者につきましての件数と、それから内容等についてお伺いいたします。 ○議長(川名義夫君) 税務課長、小柴亨君。 ◎税務課長(小柴亨君) ただいま決算書による滞納繰越分の未納額についてのご質問でございます。決算書では一本化されて載っておりますので、ちょっと手元に詳しい内容のものを用意してございませんでしたけども、1年間私ども税務課の職員、実際に徴収する担当職員以外にも、課の職員挙げて、やはり応援して、1年間徴収に努力しておるわけでございます。残念ながら、本年度もこれだけの滞納等、また繰り越す形になったわけでございます。ちょっと年度ごとの数値についてはただいま用意してございませんでしたので、即申し上げられませんけども、滞納繰越、これは市民税と固定資産税が主体になりまして、件数では、これは延べ人員という形になろうかと思いますが、現在私が考えておりますのは、約 1,000件ぐらい。両方で合わせて 1,000件ぐらいになるかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 川上政夫君。 ◆1番(川上政夫君) 滞納者に対する徴収につきましては、課員一同、積極的に取り組まれておるようですが、滞納繰越金が年々累積され、現在の経済情勢下におきましては、さらに増加することが懸念されますが、担当課長としてどのように考えられておるか、お尋ねいたします。 ○議長(川名義夫君) 税務課長、小柴亨君。 ◎税務課長(小柴亨君) 今回の市税の決算状況でございますけども、総体では 93.79%で、前年が 94.38%でしたので、0.59%ですが、残念ながら下回った形となりました。この点は担当課長としても申しわけないなというように思っております。先ほども申し上げましたけども、私ども少しでもこれを少なくしよう、また収納率を上げようという形で努力をした結果でございますが、このようなことでございます。  ただ、内容等を見ますと、今回の場合、税目ごとにちょっと見てみますと、固定資産税の方は前年よりちょっと収納率が上がりましたけども、市民税の方がどっちかというと、全体の足を引っ張ったような形になりました。そのさらに内容を掘り下げて検討してみますと、バブル経済の崩壊、景気の落ち込み等も多少影響があったかな。一部、業種によっては、ちょっとまとまった滞納という形で1年間終わった法人、また個人もございます。昨年度の決算の内訳と比較していただきますとおわかりかと思いますが、法人市民税の収納率もちょっと目立って、数値で申し上げますと、去年なんかは法人については 99.27%、その年度に入っておりますけども、ことしは 97.71で1.56%というようなことでございます。また、その対象者等を見ますと、やはり今回の景気に影響の受けるような業種となっております。その辺も多少影響があったかなというふうに思っております。私ども滞納整理という形であらゆる方法等を採用いたしまして、実際に行っております。決算書にも、監査意見書にもございますように、積極的に出張徴収等を取り組みまして実施いたしました。また、市内へ出張徴収で出て、集めた額等についても前年度と比べると大幅に上回っております。また、滞納にならないように、口座振替の加入等も積極的に平成3年度行いました。これも取扱高では相当ふえております。そういうふうに一応努力しておりますけども、まだこれからも、さらに新しく取り組むべきこともあるんじゃないかなと、その辺も今後内部で検討いたしまして、効率的な徴収方法、例えば今は出張徴収で外へ出ましても不在のうちなんかも相当ございます。時間的なロス、幾ら何日も出てもなかなか接触できないというようなケースもございます。その辺は今後は集中的に夜間電話か何かでの方が効率的な催促になるかなということも考えておりますので、そういうことも組み合わせて、今後少しでも滞納額が減るような形で取り組んでいきたいと思います。何としても税というものは公平というものが基本になります。それが住民の理解を得る第一になりますので、その辺をもととして取り組んでいきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) ほかにありませんか。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 飯田哲夫君。 ◆2番(飯田哲夫君) 農産課にちょっとお聞きをしたいんですが、松くい虫の防除の関係なんですが、地元の多くの皆さんの協力を得まして、東条海岸等の松については、松くい虫の防除しているわけですけども、それにつきまして、考え方についてぜひともお聞きをしたいというふうに思います。ここの夏の照りでかなり松に赤い葉が見えて、これ以降また松枯れも多くなってくるというふうに思って、私も毎日そこを通って心を痛めています。それで松くい虫の防除についての費用も計上されていますし、ずっとこのことで松を守ろうということで市の努力していることについても了解するものです。  定例議会の中でもちょっと発言させていただきまして、開発に伴っての松は切らないで、この宝については将来にわたって守っていこうじゃないかということで発言をさせていただいたわけなんですが、今、東条海岸に開発ということでそこの松を切って、別のところに保安林をつくるから、それについて保安林の解除という名目でありませんが、移設ということで申請が出されているやに聞きます。移設前の面積で言いますと、 3,597平方メートル、それで移設後は 3,641平方メートルということで、わずか植栽面積はふえますけども、そのような格好で保安林を片方切って、60センチぐらいの幹のものもありますけども、それを切って、それに変わる格好で小さい松を植えれば、それでその保安林については認められるということになりますと、ここの東条の前にある松については、多くが民有の保安林もありますので、そういう格好で一つが許されることになれば、それ以降皆さん、その大きい松を切って、別の部分にこういった小さい松を植えれば保安林が移設できるということの前例になるんではないかと思いますので、そこら辺について所管は県の南部林業だと思いますが、当然鴨川市の農産課としても意見を求められると思いますので、どのようにお考えかをお聞きをしたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 農産課長、高柳邦雄君。 ◎農産課長(高柳邦雄君) お答えを申し上げます。海岸の暴風保安林の解除でございますけれども、当然森林法という法律がございまして、これは昭和26年の法律でございます。保安林その他の森林に関する基本的な事項を定めたものでございます。その中で保安林の指定及び解除に関する条項が当然入っております。その中の条文に該当になれば、当然解除になるわけでございますけれども、現在の状況といたしましては、やはりなかなか保安林、一端指定しますと解除は難しいというような状況になっております。ちょっと正式には農産課サイドでは伺ってございませんけども、これ申請人が直接県に申請するものでございます。森林法によりまして、森林法の第27条によりまして申請します。申請いたしますと市長の意見書を求められる。県から市長の意見書を求められると、こういうような段取りになるわけでございますけれども、その前段といたしまして、事前協議書と、こういうのがあるわけでございます。事前協議書は市に参ってございません。ただ、いろいろな開発の申請の中で、内協議は参っておりますので、その概要の知り得た中で、ちょっとお答え申し上げさせていただきたい思います。  今、飯田先生お話ございました亀田総合病院のクリニック棟の新築工事の予定施工区域内に民有保安林があるんじゃないかと、その解除についてどうかと、こういうことでございますけれども、先ほど申し上げましたように、正式には森林法の第27条によって、県知事に対し解除申請が必要になるわけでございます。しかし、現時点では解除に伴います事前協議書が、昨年の3月15日に医療法人の鉄薫会理事長、亀田俊忠さんから県へ直接提出されたということでございます。その後、数回にわたりまして、南部林業、所管が県の林務課ですけども、出先機関といたしまして、南部林業が当たるわけでございますが、そちらと協議を重ねてまいって、ことしの7月に正式に事前協議書が県の林務課へ進達されたと、このように伺っておるところでございます。既存の保安林面積は 3,597平米だそうでございますけれども、そのうち解除は 1,789平米だということでございます。つけかえ等もございまして、若干増加するような計画になっているようでございますけれども、いずれにいたしましても、解除にはそれ相応の理由が必要でございまして、公益性だとか、将来計画が保安林面積が現状より少なくならないような増大するような計画になっているとか、そういった状況が必要でございます。そのようなわけでございまして、まだ正式には市町村長の意見を求められてございませんけども、今後そういったものが出された場合は、保安林及び保安施設地区の指定解除等の取り扱いについてという通達が林野庁から参っておりますので、それらの通達に基づきまして、関係市町村長の意見を求められるということになると思いますけれども、その際には、関係各課と協議をいたしながら、総合的に慎重に検討してまいりたいと、このように思っております。
    ○議長(川名義夫君) 飯田哲夫君。 ◆2番(飯田哲夫君) そうしますと、具体的な名前が出ましたので、私の方も名前出させて質問させていただきますけども、具体的には鴨川市の方に意見の同意がまだ求められていないということで理解してよろしいわけですね。そうしますと、求められたときにはいかなるご返事をするつもりであるかをお聞きしたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 市長、本多利夫君。 ◎市長(本多利夫君) 手続的には、今、農産課長が申されたとおりでございまして、ただ、私の方の意見書を求められた場合には、先ほど農産課長からお話がございましたように、公益性だとか、あるいはまた将来計画だとか、あるいはまた保安林面積が増加すると、そういったものを種々勘案をいたしまして、各課の協議を仰ぎながら回答を出してまいりたいと考えております。 ○議長(川名義夫君) 飯田哲夫君。 ◆2番(飯田哲夫君) 私が非常に心配するのは、大きい松を切って、小さい松を植えるわけですから、植栽面積だけが同じだとしても、暴風の効果や何かは当然違いますし、切った松の大きさに育つまでには50年、60年とかかるわけですね。そういうことで単に面積の比だけで判断されては非常に困りますし、またそういったこちらを切って、片方にそれに見合うだけの面積を植栽すれば、保安林の解除はできるという前例をつくった場合に、民有保安林の方たちで、やっぱりいろいろ事業開発をしたいということを思っている方もいらっしゃると思いますけども、そういうことが今までの場合ですと、松は1本も切らせないというような姿勢で望んでいた中で、この美しい松が保存できてきたというふうに思いますけども、一つそういう前例を許したことであれば、これ以降、一切歯どめが効かなくなるというふうに考えますので、ぜひそういう意見を求められたときには、この松を守るということを基本に答弁をしていだだきたいというふうに考えます。これは要望ですので、お答えは結構です。  以上です。 ○議長(川名義夫君) 15分間休憩します。              午前10時53分 休憩  ──────────────── 〇 ───────────────              午前11時08分 開議 ○議長(川名義夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑に入ります。             (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 高梨豊君。 ◆16番(高梨豊君) 決算書の95ページ。委託料の中の観光物産センター設立調査業務委託料として 432万計上されておりましたが、この物産センターにつきましては、前の市長の時代に 4,000万計上されたのが、土地取得が不可能であるとして流れた経緯がございます。そこで新しくここに調査委託料として計上されましたが、この経過についてご説明お願いしたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 商工観光課長、嶋津三郎君。 ◎商工観光課長(嶋津三郎君) 観光物産センターの経過についてというご質問でございます。先生のご指摘のとおり、第4次5か年計画ではできなかったわけでございますけど、第5次5か年計画の策定に当たりまして、いろいろなヒアリングの中、観光関係者等々の第1次産業の皆様方からご要望ございまして、第5次5か年計画に計上させていただいたものでございまして、平成3年度は基本構想を策定させていただいたところでございます。平成3年度の内容としましては、地域の特性と物産の現状の把握、当初の観光立地条件の把握、整備適地の選出、観光物産センターの基本コンセプト、あるいは観光物産センターの機能の構成等というものにつきまして、観光物産設立協議会を設けまして、皆様方の意見をいただき、専門のコンサルタントの先生方のご助言もいただきまして、観光物産センター設立報告書をまとめたところでございます。基本コンセプトとしましては、花と魚のテーマプラザということで、物販だけではなく観光客の集まる施設が必要であろうというようなご提言をいただいておるところでございます。  また、整備適地につきましては、4カ所ほど適地の候補を挙げていただいたところでございます。128号線の望洋荘周辺、あるいは県道千葉鴨川線の農協付近、あるいは多目的漁港の遊休地、あるいは太夫崎漁港の周辺、あるいはフラワーセンター内での再整備、もう一点は長狭地区ということでご提言をいただいておるところでございまして、今年度、平成4年度につきまして、それらの結果を踏まえての基本計画を策定させていただきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 高梨豊君。 ◆16番(高梨豊君) では、経過がわかりました。それで候補地はたくさんございますが、これからどちらにしようかというふうな問題にぶつかると思います。そのことにつきましては、今年度では大体候補地が絞れるのかどうなのか、そのことについてお伺いいたします。 ○議長(川名義夫君) 商工観光課長、嶋津三郎君。 ◎商工観光課長(嶋津三郎君) お答え申し上げます。既に今年度の基本計画の策定に対しましては、協議会を一度開かせていただいて、再び専門的な分野でのコンサルタントの委託についてご了承いただいたところでございまして、コンサルタントとの話し合いの中で、整備候補地について特定できなければ先に進まないということでございまして、作業としましては、候補地6カ所ほどあったわけでございますけど、それぞれの持つ特性、メリットあるいはそこの将来運営にわたっての収支計画というものの一覧表を早急に出していただき、その中で、協議会の中で皆様方のご意見を承りながら、早々にも整備候補地の確定をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 高梨豊君。 ◆16番(高梨豊君) この物産センターは、一度つくってしまうと、もう取り返しがつかないような大事な施設でございます。ですから、今、課長が言われましたようにできるだけ大勢の皆さんの考えをいただきたい。できましたら、私ども議会にも、もしご相談していただければ議員の立場からも、またご助言差し上げたいと思いますので、その点をお願いして質問を終わります。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありますか。──久野武松君。 ◆17番(久野武松君) 39ページでございますけども、これはちょっと関連して、非常に何か申しわけないというか、恐らく執行側にも心の準備ができていないんじゃないかと思うんですけども、この報酬の件でございますけども、ここに名誉市民という中から関連させていただきたいんでございますけども、これ市長にお伺いしたいんですけども、この名誉市民ということで、今、5名今日まであるわけでございますけども、この方々に対しての、ただ名誉市民という称号だけで終わってるのか、終わっていると思うんですよ。これから先、こういう人たちに何らかの形で年間を通じて、例えば何がしの報酬を出していけるかいけないか。その辺恐らくまだ心の準備、考えもなかろうかと思いますけども、これは要望としてお聞きしておきたいんで、もし答弁ができればいただきたいなということでございます。  それから2点目でございますけれども、歳出の99ページとあわせて 102ページ。99ページの方は道路橋梁維持費、それからその下の道路橋梁新設改良費、それと 102ページの方は都市下水路の、これは賃金、下水路管理人夫費等の賃金があるわけでございますけども、この賃金は確かに後書きにあるように、こういうものでございましょうけども、その補修人夫と、それからただ人夫賃、それからこっちの方の 102ページのやはり下水路の人夫賃、これは当然臨時雇いするからこういう形で出ていると思うんですけれども、内容、賃金を支払う雇用者はどういう人にそういう支払いをしているのか、それをお伺いしたい。 ○議長(川名義夫君) 市長、本多利夫君。 ◎市長(本多利夫君) お答え申し上げます。現在、本市には先生ご案内のように、第1号として島川忠治先生初め、昨年市制20周年で4名の名誉市民をご推挙させていただいたところでございますけれども、現在の中では名誉市民の称号のみと、こういうことでございまして、それぞれ名誉市民の皆さん方には、市の公式行事等にもお出ましをいただいておる、こういうようなことでございまして、それなりに経費もかかるんではないかなと、こんな感じもいたしておるわけでございますけれども、現在の段階では、そういった金銭的な恩典はお与えしてないというのが現状でございまして、また、近隣類似市等も、その問題につきまして調査をさせていただいたところでございますけれども、大体報酬をお支払いしてない、あるいはまたしてあると、こういう自治体に分かれておるところでございまして、本市におきましても議会の皆様方とご協議を申し上げまして、何らかの方法を講じてまいりたいと、かように考えておるところでございます。 ○議長(川名義夫君) 2点目につきまして、建設課長、高橋行雄君。 ◎建設課長(高橋行雄君) お答え申し上げます。99ページの道路橋梁費のうち賃金の維持費について、まずお答え申し上げます。ここの目の賃金につきましては、一応道路の維持ということでございまして、内容的には工事等の路肩補修、それから反対に崩落土等の廃土に要する人夫、それから排水路、側溝等の補修、それから舗装補修等の人夫賃に当てさせていただいたものでございます。課の維持係がございますが、維持係ではちょっと労力的に手に負えないような内容のものにつきまして、業者に委託をして、業者の人夫を借り上げさせていただいて、それの報酬を人夫賃という形で支払ったものでございます。  道路橋梁新設改良費の人夫賃につきましては、通常の事務関係の臨時職員の賃金と、11万 2,910円の内訳につきましては、建設課に資材並びに書類の倉庫がございまして、その倉庫の棚の補修と、それから一部道路改良で測量は実施しておりましたが、地元との説明会の関係で路線の変更を生じたために、測量の一部し直し追加がございまして、その測量の人夫賃に充ててございます。したがいまして、二つの内容をもちましたものですから、単純にこの説明には人夫賃という形で記載をさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 次に、都市計画課長、高梨冨士夫君。 ◎都市計画課長(高梨冨士夫君) 都市下水道費の下水路修理人夫賃でございますけれども、これにつきましては、うちの方で管理しております下水路の補修あるいは修理ということで、マンホール等一部破損した場合、それを修理させていただくための人夫賃でございます。人夫の方は建設課長がお答えしましたが、それと同様に業者の方に出ていただきまして、それを人夫賃ということで支払いをさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 久野武松君。 ◆17番(久野武松君) ただいま両名、課長からのご説明で納得できたところでございますけども、確認の意味で、業者に頼んで払ってる、要するに入札もできない簡単な仕事、あるいは小さな額のものが寄せ集まったものがこの人夫賃金だということで理解していいわけですね。 ○議長(川名義夫君) 建設課長、高橋行雄君。 ◎建設課長(高橋行雄君) そういうことで結構でございます。          (「はい、わかりました」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 佐久間正夫君。 ◆13番(佐久間正夫君)  130ページの基金費についてお伺いします。ふるさと創生地域づくり、並びにふるさと創生奨学基金、ふるさと創生青少年海外派遣基金、数字を略させていただきます。これらを本多市政の大きな期待のできる基金制度をつくられましたが、平成4年度に既に4件のふるさと創生地域づくりは査定が終わり、89万 2,000円、平成3年度には8件の査定がなされまして、 139万、このように地域づくりについての大きな役割をしているわけでございますが、この査定の内容、今後平成4年度も私の感触ではまだまだ基金制度のお願いが出るような感触がありますが、利息89万、既に査定を終わりました残りの金額が充当できないような残り金でございますが、この査定におきまして利息がもうなくなったからだめだよといって、それにふさわしいものが出ても切るのか、それともその数が出た案分によって、事業費の2分の1程度ですが、わずかなことで案分をするのか。査定委員の査定の基礎になるべき今までの状況等。  それから第2点として、奨学基金、青少年海外派遣基金等の行われました平成3年度の決算における効果と、それとその内容をお伺いいたします。 ○議長(川名義夫君) 企画振興課長、古市一雄君。 ◎企画振興課長(古市一雄君) 第1点目のふるさと創生の地域づくり事業、この事業の査定と申しますか、審査会と申しますか、交付決定はどのようにということだろうというふうに理解しておりますけども、ご存じのようにふるさと創生の地域づくり事業につきましては、平成3年度から新規に始まった事業でございます。ふるさと創生の地域づくり基金の中から、その果実を運用するこによりまして、地域づくりの振興に役立てようというようなことで、補助対象として5点ほど挙げられておるわけでございます。  この申請につきましては、住民が組織する団体の方から私どもの方に補助金交付申請がまいります。その補助金交付申請が出てきまして、今度は交付要綱によりまして、助役さんを長といたします関係各課からなる地域づくり事業の審査会というのを開かせていただきまして、その中で検討させていただく、こういうふうになるわけでございますが、この審査会につきましては、そうたびたび開くということよりも、事業の緊急性、その辺を見まして、昨年度は3回開かせていただいたわけでございます。  本年度は上期といたしまして5回、それからその中で事業の内容を主に精査させていただきまして、食糧費とか、そういうものにつきましては、なるべくご遠慮いただきまして、事業費にかかる事業の分の2分の1以下、上限が50万ですけども、そういう範囲で審査会の意見を聞いて交付させていただく、こういう状況でございます。 ○議長(川名義夫君) 学校教育課長、高滝政美君。 ◎学校教育課長(高滝政美君) お答え申し上げます。ふるさと創生奨学資金の効果ということでございますけれども、平成3年度申請者につきましては、高等学校在学生2名の申請がありまして、そのうち2名のものについて決定して交付しております。専修学校につきましては、1名の申請者ありましたけども、選考した結果、平成3年度につきましては、見送りの形になっております。大学生につきましては、9名の申請者ございまして、そのうちの3名を決定して、それぞれ奨学資金を交付して、有効に活用させていただいております。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 次に、社会教育課長、大和田由一郎君。 ◎社会教育課長(大和田由一郎君) お答えいたします。青少年の海外派遣事業でございますけども、昨年度、平成3年度から始まりました。昨年度は初年度でしたので、予算的にも6名の方々にアメリカ、カナダ、オーストラリアと3国に6名の方を派遣して行ってきました。これにつきましては、世界青少年交流協会の方に委託事業としてお願いいたしまして、総応募数23名ありましたけど6名の方にそれぞれ派遣をして行ったわけです。ことしも既に2年度として終わっておりますけども、ことしは合計8名の方、アメリカ3名、イギリス3名、カナダ2名と、高校生6名の一般2名ということで事業を行ってきております。  なお、これにつきましては、それぞれ行ってきた派遣を終えてレポートを出したわけですけども、その中で大変効果があったんじゃないかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(川名義夫君) 佐久間正夫君。 ◆13番(佐久間正夫君) 第1点のふるさと創生基金の方でございますが、まず審査の査定の内容でございますが、余り簡単過ぎてちょっと理解に苦しみますが、ソフト面、ハード面があると思います。例えば、ふるさと運動会、あるいは黒潮運動会等、ソフト面、あるいは文化財伝承あるいは地域の史跡伝承等、これはハード面だろうと思いますが、これらを今後平成4年度の第2次査定におきまして、よりすぐれた内容が出てまいりますと、ソフトとハード面、どちらを査定の優先にしますか、お伺いします。  第2点は6名の海外派遣を主として高校3年生だろうと思いますが、お送りになって非常に効果があったというご報告でございますが、その方はもう既に就職戦線の決定を見込みされたと思いますが、結果的に鴨川に就職されるような6名でございますか、そこらがわかりましたら、ただ行ってきて成果があったであろうということでなくて、いかに鴨川の海外派遣が鴨川の今後に、この方々の期待ができるかという参考までにお願いします。 ○議長(川名義夫君) 企画振興課長、古市一雄君。 ◎企画振興課長(古市一雄君) お答え申し上げます。このふるさと創生の地域づくり事業でございますが、ソフト面かハード面かの補助の選択ということというよりも、むしろふるさと創生の地域づくり事業、この趣旨からいたしまして、原則的にソフト事業に対しまして補助金を一定限度で差し上げると、こういう性質のものでありまして、建物とかあるいは構造物の何分の1に対して補助するということの補助金ではなくて、ソフト面について皆様方の取り組みに対しまして、少しでも後押ししようと、こういうことでございます。 ○議長(川名義夫君) 社会教育課長、大和田由一郎君。 ◎社会教育課長(大和田由一郎君) お答えいたします。昨年の派遣者6名ですけども、高校生4名、一般・大学ということで大学生が2名の合計6名を派遣したわけです。このうちの1名につきましては、昨年の成人の日にその成果について代表で発表していただいたと、こういう経過がございます。また、この目的につきましては、青少年のリーダー育成ということと、それから鴨川市出身の子供さんということで育成事業を行ってるわけですけども、この高校生の方々が果たして鴨川に残ってくれるのか、また市外に行くのかということはちょっとわかりませんけども、いずれにいたしましても、どこにいてもやはり鴨川市出身と胸を張って歩けるような立派な青少年になっていただきたいと、こういう目的で行ってきております。  以上です。 ○議長(川名義夫君) 佐久間正夫君。 ◆13番(佐久間正夫君) 先ほどの答弁で成果があったということですが、期待の成果ということで理解します。  最後でございますが、本年度補正予算におきまして、ふるさと創生地域づくりにつきまして、今まで 742万あったものをふやした補正が計上されております。非常に地域のふるさとづくりに期待をかけた事業でございますので、今後適切な査定におきまして、この目的が達せられることをお願いしまして、終わります。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。──山口英二君。 ◆10番(山口英二君) 88ページの林業振興費のうち森林病害虫被害予防試験委託料、これは多分松くい虫の予防の注入の件ではないかと思いますが、この内容と、それから予防した効果についてお尋ねいたします。 ○議長(川名義夫君) 農産課長、高柳邦雄君。 ◎農産課長(高柳邦雄君) お尋ねいただきました松くい虫の防除の件につきましては、備考に書いてございますけども、森林病害虫防除委託料と、その欄の一番下に森林病害虫の被害予防試験委託料というのがございまして、合わせて 130万ほどでございますが、松くい虫の防除の薬剤散布の委託料でございます。安房西部森林組合へスミパイン乳剤という乳剤を散布をしていだたくわけですけども、それは1回分で82万 8,823円でございます。これは民有保安林の部分、国道128号から山側部分の11ヘクタールでございます。病害虫の予防試験の委託料の方の49万 9,550円ですけども、これは耐寒樹脂、大きな太い松がこのごろ枯死してまいりましたので、それらを予防するための試験的にやるものでございまして、平成3年はおよそ12本ほどセンチュリーという塩酸系の薬剤を樹幹注入いたしたものでございます。 ○議長(川名義夫君) 山口英二君。 ◆10番(山口英二君) 私も過去、松くい虫の件で一般質問をし、その後同僚議員からも観光としての保全ということで多くの質問が出されてるわけですが、また本市におきましても県有林あるいは民有林があるんですが、一体的な保全という立場から、市長も県へ強く散布も含めて要望しているところと承知しておりますが、県はどのような回答を持っているか。今、課長からお話がありましたようにセンチュリーにしても相当の金額が張りますので、これは本市、従来年1回ということで、市も2回散布を強く要望してることは私も存じておりますが、その県のとらえ方についてお伺いいたします。 ○議長(川名義夫君) 市長、本多利夫君。 ◎市長(本多利夫君) お答え申し上げます。この東条海岸の美しい緑、松をやはり守っていく。松くい虫から守るということで、議会の方からも再三なご提言なり、あるいはまた県庁等へも陳情いただきまして、本当にありがたく思っておるところでございます。私どもといたしましても、当初予算で計上いたしましたように、ことしからスプリングクラー6基等をつけさせていただきまして、さらにまた、薬剤等につきましても県の方に要望いたしておるところでございます。幸いにいたしまして県も深いご理解をいただきまして、多額の予算を獲得できたと、こういうふうに課長の方から伺っておるわけでございまして、詳しくは担当課長の方からご報告をさせていただくところでございます。 ○議長(川名義夫君) 農産課長、高柳邦雄君。 ◎農産課長(高柳邦雄君) お答えを申し上げます。従来、平成3年度までは地上散布11ヘクタールを1回でございました。また、樹幹注入につきましても試験的でございまして、市の単費をもって実施してまいりましたんですけれども、いかんせん、このごろかなり枯死してまいりましたので、市長申し上げましたように、強く県に要望してまいったところでございます。幸いにいたしまして、県もご理解をいただきまして、本年度、県下で 2,000万円、これは樹幹注入の代金でございますけれども、 2,000万円を予算措置していただきました。そのうち鴨川市分は 1,250万円、本数にいたしますと、民有保安林におきましては、過般具体的に本数調査を農産課と安房支庁、それから南部林業事務所と3者で班編成をいたしまして調査をいたしましたところ、山側の民有保安林につきましては、口径の直径が10センチ以上の松が 3,545本ということでございます。それ以下のものを含めますと、およそ 6,000本ほどあるんじゃないかと、このように思っておりますけれども、太い松につきまして 3,545本のうちの 500本ぐらいはできるんではないか、 1,250万の中でできるんではないかと、このように思っております。これは県が直接実施していただくことになっております。それから地上散布の2回につきましても、全額県が持っていただけるようなご意見いただいてございます。  なお、従来どおり間伐、伐倒駆除につきましては、従来どおり県が実施すると、このようになっております。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 山口英二君。 ◆10番(山口英二君) 大変県の対応も早くて、感謝するところでございますが、二、三の方からも、まだ伐倒におけるお願いしても、大分反応が鈍いというお話も聞いておりますので、これは県の仕事であると存じますが、窓口の農産課にお願いするわけですが、できるだけ敏速に枯渇の松を伐倒されますよう要望いたしまして質問終わります。 ○議長(川名義夫君) ほかにありませんか。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 阿部満君。 ◆9番(阿部満君) 不用額についてちょっとお伺いいたします。たしか予算で効果的に使っていくのは、これ当然のことでございますけど、この監査の報告の中にも予算執行は所期の目的に沿い、適法かつ効果的になされたものと認められると、そのようにございます。結局、果たして不用額を出すことが効果的になされたのかどうかということも疑問に感じるわけでございます。一応それで39ページと 112ページ、総務の中の旅費の中で、これ3年度当初予算で 944万 2,000円、決算で 1,000万からの一応出て、不用額は 630万も出てるわけですね。その 630万も出た内容。  それと 112ページで教育費の件なんですけど、同じく11節になりますか、当初予算が 3,798万 7,000円、決算では 4,300万出てます。当初予算、またましては補正が9月、12月、3月とございます。当然これは補正を組んでいただいて、こういう金額になったと思うんですけど、不用を出すような補正を組まなきゃならないのかどうか、その点、まず2点お伺いいたします。 ○議長(川名義夫君) まず、総務課長、佐藤義雄君。 ◎総務課長(佐藤義雄君) まず、39ページ旅費の不用額、 636万 270円、この内容は何か申し上げますと、これは姉妹都市の関係の旅費が主なるものでございます。ご承知のとおり、平成3年この1月から国際的な視野を広めようと、国際的な交流をしようということで、27名の方々の委員を委嘱をして、いろいろアメリカの西海岸とコンタクトをとっておったわけでございます。その中でもって、平成3年度では、ほぼ姉妹都市として候補を挙げました中で、アメリカの都市とコンタクトをとっておったところでございます。姉妹都市として提携ができたというふうな段階になりますと、当然アメリカからも調査団、調印団が来るわけでございます。これらに対する海外から来る方々の旅費等を取っておったわけでございます。そこでもって3月ぎりぎりまで、提携ができないかなというふうなことでもって、ほぼいい線までいったわけですけれども、これがいろいろな事情で提携ができなかったということで、予算上ではこれらに要する関係の海外旅費関係が 740万程度取ってあったわけですけれども、実際には事前の打ち合わせ程度で69万 3,000円しか使わなかったということで、中途でもって更正の時期を逸したというふうな現状でございまして、この年度でもって、どうしても姉妹都市を提携したいという考えのもとでの経費を、海外旅費等を見ておったのが不用額になったというのが39ページの関係でございます。 ○議長(川名義夫君) 学校教育課長、高滝政美君。 ◎学校教育課長(高滝政美君) お答え申し上げます。ただいまご指摘いただきました11節の不用額につきまして、この不用額は小学校10校の光熱水費のうちの水道料に関するものでございます。4月から9月までの半期分の10小学校の水道料金が約 580万円ということでしたので、年間を見通し 1,111万 4,000円というような見込みをしたわけでございますけれども、年間の需要の見極めにつきまして、やや不十分な面があったことと、それから9月の時点におきまして、前年より増加傾向が見られましたので、各学校に対しまして、経費節減につきましての協力を呼びかけたことも功を奏した面が多少あったのか、結果的には年間の水道料金が 883万 8,000円でおさまり、水道料金につきましては、 227万 6,000円の不用額が生じまして、需用費の節全体での不用額は 221万 5,056円となったわけでございます。多少需要の見極めが不十分だったという面と、それから小学校数10校ということで、学校数が多かったこと等による見通しの甘さもあったかと思っております。  以上でございます。
    ○議長(川名義夫君) 阿部満君。 ◆9番(阿部満君) これは当然市として姉妹都市、力入れていることは承知してるんですけど、当初予算の場合は一応普通旅費という形で 920万かなんか上がっておるわけですね。決算見ますと、海外旅費と出てますので、もし上げるんなら一応海外旅費という備考の形で上げておかれた方が、より皆さんにわかるんじゃないかなと、そのように思いますので、今後そういうところをひとつ検討していただきたいなと思います。  それと、今、学校関係なんですけど、今、課長の説明ですと、水道費がどうのこうのというご答弁ですけど、水道関係に当初予算 2,600万計上されているんですよね。決算は 2,608万 1,000円、8万 1,000円ぐらいしかないんですよ。これは当初予算の大体予算内でおさまっているわけですよね。これについては不用額は出てないと思うんですけど、その点いかがですか。 ○議長(川名義夫君) 学校教育課長、高滝政美君。 ◎学校教育課長(高滝政美君) お答え申し上げます。小学校の光熱水費のうちの水道料につきましての当初予算は、 1,000万円で組んでありました。確かに今ご指摘にありましたように3月で終わってみたときに、結果的には 883万 8,000円というふうなことで出ておりまして、今ご指摘のように結果的には当初予算でおさまった形になってますけども、そこら辺のところの不用額が生じたことにつきましては、先ほど申し上げたことが原因かなというふうな形で考えておるわけでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 阿部満君。 ◆9番(阿部満君) 一応財政として、この不用額、当然これは補正予算で出てきている不用額の方が多いんじゃないかなと、そのように考えるわけですよね。その点、今後一応どのように指導されていかれるのか、その点お伺いしておきます。 ○議長(川名義夫君) 財政課長、西宮秀夫君。 ◎財政課長(西宮秀夫君) 不用額につきましては、決算で3年度トータル1億 6,407万 1,241円という数字が出ております。前年と比べますと、若干増加の傾向にございますが、不用額につきまして、需用費、旅費、賃金等の不用の額が出たことは、年間を通じて、各所属に対して経費の節減等を訴え、むだな経費の消化をしないようにということの徹底が結果となって出てきたという数字もこの中に入っているんじゃないかなというふうには思っておりますが、ご指摘のように、当初予算または補正の中での補正の時点での予算配分というものについては、さらに意を尽くして有効配分ができるように取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(川名義夫君) ほかにございませんか。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 田原勇君。 ◆24番(田原勇君) 税務課長に伺いますが、決算書5ページの市税の不納欠損処分について伺います。このことについては何年か前にもお伺いいたしましたが、本年度の決算書を見ますると、前年比で31万 8,337円の減額となっておりますが、本決算の不納欠損額は 209万 6,343円となっております。税務課職員各位の徴税努力は高く評価いたしますが、その処理に当たっては地方税法第15条7項に要件が規定してありますが、その内容と処理が適正に行われているとは思いますが、処分の内容を伺いたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 税務課長、小柴亨君。 ◎税務課長(小柴亨君) ただいま決算書にあります市税の不納欠損等についてのご質問でございます。額等については、決算書に数値等が載っておりますのでご承知かと思いますが、その内容について説明させていただきたいと思います。  今回、市税と国保税と両方絡みが出てくるわけでございますが、市税だけの人と、それから両方あった人とございます。人員で見ますと、実人員では 222名、ことしは対象者が出ております。今お話の市税について申し上げますと、市税では、まず財産が一切ないものということ、それから生活困窮という形で生保にほとんど近い状態の対象になっているもの、それからまた、もう一点は、本人が死亡して相続人がない、また転出先等の住所等へ照会しても不在という形でかえってきて、行方不明と、こういうような3種類に分けて処理してございます。  まず、第1点目の財産がないという形での対象者が11名でございます。それから、生活困窮者として私ども区分けしているものが60名、それから行方不明、死亡等が36名で、市税だけを見た場合には、先ほど申しました 222名のうちの 107名という状況でございます。私ども先ほども滞納繰越のご質問のときにも申し上げましたけども、何とかこういう形にしないようにという形で努力しておりますけども、特に昨年、この対象になりそうな人たちを重点的に昨年度も訪問しまして、徴収に努めました。相当、納税という形でもってはいったんですけども、最終的に残念ながら、これだけの数が出たと、こういうことで担当といたしましても本当に残念であるなというふうに思っております。今後の考え方としては当然これを少しでも少なくするということが、やはり皆さんの負託にこたえる形になろうかと思いますので、今後そういう考え方で努力していきたいと、かように考えております。 ○議長(川名義夫君) 田原勇君。 ◆24番(田原勇君) 課長の答弁で内容はよくわかりました。消滅時効の前に何らかの手は打てなかったかという問題は残りますが、今後の税務課職員の努力をお願いしまして、市民の納税意欲を低下させないよう、今後の努力をお願いいたしまして、質疑を終わります。 ○議長(川名義夫君) 昼食のため1時まで休憩いたします。              午前11時59分 休憩  ──────────────── 〇 ───────────────               午後1時00分 開議            (18番 高梨喜三郎君退場) ○議長(川名義夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  久野武松君。 ◆17番(久野武松君) これ非常に単純な質問でございます。それと、これは自分なりに集積し、積算していけばわかる問題ではないかと思いますけど、それまで時間がなかったので、代表監査委員にお伺いしたいと思います。  歳出でございますけども、総額、ここに数字であらわれておりますとおりではございましょうが、この中で、要するにかかわるということは、購入しますね、例えば物品購入とか、いろいろありますね。それは総体の何十%ぐらいに当たっているのか。私もそれまだ決算書見て、自分で積算してないんですよ。その中で、その消費税は大体幾らぐらいあるのか。単純な質問でまことに申しわけありませんけれども、おわかりになったらばお答えを願いたいと、こういうことでございます。 ○議長(川名義夫君) 代表監査委員、池田満君。 ◎代表監査委員(池田満君) 消費税のことでございますけども、正直言いまして、本市の場合には歳入の使用料関係、これについては企業関係を除きまして消費税は上乗せしてないわけでございます。しかし、歳出、いわゆる支払う方でございますね。これにつきましては、何ていいますか、買う場合に3%というふうなことで上乗せさせて、そして例えば工事費の場合ですか、あったわけですが、物件費の額が出ているわけでございますが、細かくは計算してございませんけども、たしか性質別の項目にそのようなことが載ってまして、ちょっと数字は計算してございませんけども、そのようなわけになっております。 ○議長(川名義夫君) 久野武松君。 ◆17番(久野武松君) 私は少なくとも、そのくらいのものは一目瞭然にわかるんじゃないかというふうに私は理解をしてたもので、過去にはそういう伺いがしたことないし、以前に私が質問内容の中でこれは出てございますけども、学校給食の場合に予算してある。その予算の中で、物品を買うものが幾ら幾らでということであったけど、それに対しての、要するに消費税幾らだということだったけど、そのときもその中には含まれているんだということで、それで理解はしたんだけども、今日私が伺うことは、とにかく支払いの中から、恐らく3%という消費税はかかっているわけだと。ただそのくらいの総体の集計は私はしてなくちゃいけないんじゃないかなと、こういうふうに思っていたんですけども、あえて、いやいいんだよと執行側がおっしゃるならば、ご答弁はそれは結構なんですけども、私はこういう単純なことはしてあってもいいんじゃないかなということで、当初から単純な質問で申しわけありませんということを言って質問したわけでございますけれども、計算してなければ、もちろん計算すればわかることでございますけども、それを今日どうこうではございませんけども、でき得れば今後ともやはりそのくらいの見出し、消費税はこのくらいかかりますよと、この支出の中の金額の中でこういうものを買ってこうだから、細かくは要らないけど、総体のパーセンテージぐらいは私は割り出しておくのが一つのやはりサービスでもあるし、議員に知ってもらう、あるいは議員が知るということは、市民も知るということでございますので、例えば市民の方から、おめぇの方幾らくらい消費税払っているんだよと言われた場合に回答できないんですよ。自分がそれは勉強すればいいことであるけども、しかし執行側もわかっていればなおさら結構なことで、そこからお伺いしておけばいいなと思ったんで、あえてお伺いしたんですけども、難しい答弁でしたらば、あえて答弁ということでなく、私はそれでいいと思いますが、今後対応をひとつ考えていただきたいなと、こういうことでございます。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 鈴木正明君。 ◆7番(鈴木正明君) 64ページの中ほどに、在宅老人デイサービス事業委託料ということで、ここに計上されておるわけでございますが、その内容と実態についてお話いただきたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 福祉事務所長、高橋利夫君。 ◎福祉事務所長(高橋利夫君) 在宅老人のデイサービス事業につきましては、「めぐみの里」に委託をいたしまして、実施しているわけでございます。この実施内容でございますが、ここに登録されたものは49名でございます。昨年度は鴨川市、天津小湊町、それから和田町、丸山町、合計をいたしますと 2,159人が利用されております。そのうち、鴨川市として利用いたしましたのは 833人でございます。費用は決算書のとおり 887万 6,000円が支出してございます。  以上が実態でございます。  なお、利用人員につきましては、鴨川市のものを見てみますと、平成元年度では 600人、それから平成2年度で 627人、平成3年度で 833人というふうになっております。  以上でございます。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 鈴木正明君。 ◆7番(鈴木正明君) 今お話がありましたように、年々この在宅サービスにつきましては、増加の一途をたどっておるわけでございますが、今後、保健福祉会館が建設設置予定をされておるわけでございますが、この運営委託がどのようになされて、こういった形がどういう形で変わっていくのか、ちょっとお話をいただきたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 福祉事務所長、高橋利夫君。 ◎福祉事務所長(高橋利夫君) 細かくはまだ打ち合わせてございませんが、現在の 833人という利用でございますが、平均いたしますと月に 1.5回から2回というふうになります。この「めぐみの里」でやる事業としては入浴等もございますが、また一例をとりましても、入浴等を見ても、やっぱり月に一、二回程度では少ないんではないかというふうに考えます。さらに、この利用者につきましても、会館でデイサービスを実施した場合には、利用者につきましては競合するところがあろうかと思いますが、そこらの回数等を増加させて、これを充実させていきたいというふうに考えております。利用者につきましては、今後、高齢者人口も増加するものではないかというふうに考えておりますし、またさらに重度の身障者に対するデイサービスにつきましても、「嶺岡園」で現在計画されております。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 鈴木正明君。 ◆7番(鈴木正明君) そうしますと、当然民間と公的な部分と2本立てでやっていくということに相なるわけでございますが、そういった中にありまして、当然行政にありましては、専門職の養成あるいは機構改革、そういったさまざまな問題が出てこようかと思うわけでございます。いずれにしましても、民間の方がよかった、あるいはどちらかがよかったということがないようにしていただきたいわけで、そこら辺の今後の見通しというか、予定はどういうふうに考えられておられるのかお願いします。 ○議長(川名義夫君) 福祉事務所長、高橋利夫君。 ◎福祉事務所長(高橋利夫君) まず、職員の養成でございますが、第1号議案につきましても、ここで専門職等お願いをしてあるわけでございます。これらの専門職につきましては、会館が開設されて、直ちに利用できるようにするには、専門職についてはある程度事前に採用することがよいのでないかというふうに私なりに考えております。その中で、では事前に採用してどうするんだということでございますが、市内に今ございます「めぐみの里」にしましても、やっているわけでございまして、そこらの場をお借りしまして、実習できれば開設したときにスムーズに運営できるのかなというふうに考えております。そのことにつきまして、「めぐみの里」にも内々で打診をしたところ、そのようなことも歓迎するというようなことも申しておりましたので、今後そこらにつきましても、建設とともに検討いたしたいというふうに考えております。  それから機構改革につきましても、人事担当課の総務課、それから保健衛生課、それから私どもの福祉事務所というふうに現在協議を行っておりますが、このまま考えますと、福祉事務所、それから保健衛生課が向こうへ移るようになりますが、その辺の機構をどうするのか、今後とも3者あるいは関係課を含めて協議を行ってまいりたいと思います。  また、民間に負けないようなサービスをということでございました。その辺につきましても、今後開設前、それから開設後も研さんを重ねまして、民間に負けないように運営したいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。──阿部満君。 ◆9番(阿部満君) 代表監査にお伺いいたします。平成3年度決算終わりまして、各種補助金がございます。市全体としても一応5億 1,000万からの補助金を、当然これに国県等入ってございます。そのうち5分の1が市単独での補助になっておりますけど、その各種補助金に対する監査のどういうところを基準にして監査しておられるのか。また、その効果等は監査の時点で、一応どのように把握されてるのか、まずその2点お願いします。 ○議長(川名義夫君) 代表監査委員、池田満君。 ◎代表監査委員(池田満君) 補助金に関するご質問でございますけども、補助金は大変広範にわたりまして、各課それぞれ支出されております。この基準でございますが、これはやはりいろいろ角度はございますけども、私どもといたしましては7月の終わりに一般会計の監査を行いましたけども、その中で逐一全部これ網羅すればいいんですけども、やはり時間的な制約、あるいは人的な制約いろいろございますので、大きいものをピックアップいたしまして、設計段階からその事業関係に関するもの、あるいはいわゆる援助団体等の補助金といろいろとピックアップいたしまして、その内容を精査いたしたわけでございます。中には、はっきり申し上げまして、ずっときて、低額でそのままずっと予算の関係で事業費に対する補助金の割合というものが大変少ないものも見受けられます。しかしながら、各課それぞれ努力いたしまして、所期の目的を達成して、市民福祉の向上に図ってるというのが実情でございまして、いろいろと検討した結果、やはり市民福祉に貢献しているというふうに考えておるものでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 阿部満君。 ◆9番(阿部満君) 何せ市単独でも1億からの補助が出る。それについては大体90件くらいの各種補助団体というんですか、そういう面になっております。中には、もうこれ補助金やめるということにもいかないと思いますけど、そういうものも中にはあるんじゃないかなと、このように私も感じる面もございます。そういう面において、その点を一応どのように思っておられるのか。その点いかがですか。 ○議長(川名義夫君) 代表監査委員、池田満君。 ◎代表監査委員(池田満君) ご指摘ございましたように、古い慣習といいますか、10年あるいは合併以来の補助金関係でずっときておるものもございます。それらにつきまして時代の流れといいますか、援助を受ける、補助を受ける団体が相当内部財政といいますか、基盤がしっかりしているものもあるようでございます。それにつきましては、ここで一々申し上げられませんけども、そのつど担当課の課長には指摘して検討するようにと、また小さいものについてはより効果が上がるように何らかの処置をとるようにということでは口頭で申し上げてるわけでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 阿部満君。 ◆9番(阿部満君) わかりました。何せ、補助をもらって、各種のものやるわけでございますから、厳密な監査をしていただきたいと、そのようにお願いいたします。いろいろ雑音も入ってきておりますので、その点ひとつ十分に考慮した上でよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第6号は、各所管の常任委員会へ分割して付託いたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第7、議案第7号 平成3年度鴨川市学校給食センター特会計歳入歳出決算の認定についての質疑に入ります。質疑ありませんか。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第7号は文教厚生常任委員会に付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第8、議案第8号 平成3年度鴨川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての質疑に入ります。質疑ありませんか。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第8号は文教厚生常任委員会に付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第9、議案第9号 平成3年度鴨川市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についての質疑に入ります。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第9号は文教厚生常任委員会に付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── ○議長(川名義夫君) これより日程第10、議案第10号 平成3年度鴨川市水道事業会計決算の認定についての質疑に入ります。
                (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 川崎利夫君。 ◆11番(川崎利夫君) 議案第1号で職員定数のところで、第5次拡張事業、これに伴う定数が23名必要だと、こういうお話があったわけですけど、この3月30日付で事業認可を受けておられるということですが、現在の定数が20名を17名の職員で行っていると、それが今回23名必要ということですと、6名これから職員が必要になってくると思うんですけども、こうした拡張事業の中で、事業のどういう職員をふやした中で、どういう形の業務内容をされていかれるのか、まず第1点お尋ねいたします。  第2点目に、市長の提案理由の中で、平成3年度の給水原価が 155円83銭、供給単価が 183円93銭、この逆ざや、経営の問題から本年度に値上げの条例を出すと、こういうようなお話があったわけですけど、長期の水道料金の見通し、平成5年度から値上げをどの程度、この経営の中でお考えになって、今後の長期的にどの程度の料金体系を見通しされているのかお尋ねいたします。  3点目に、この決算書の中の開発負担金 8,031万 9,913円計上されておりますけども、これの詳しい内容についてお尋ねします。 ○議長(川名義夫君) 水道局業務課長、松本恭一君。 ◎水道局業務課長(松本恭一君) お答えいたします。まず、第1点目の第5次拡張計画に伴います人員の配置というお尋ねでございますが、ご質問のように現行17人に対しまして、23人の定員をお願いしたわけでございます。その内容でございますが、第5次拡張計画、これは平成12年を目標にして、市内全域に安定給水を図ろうという計画でございますが、これに伴いまして、非常に大きな事業量といいますか、建設投資も行いますし、また事業そのものも業務そのものも拡大するわけでございますので、それに伴います人員増6人をお願いしたわけでございますが、具体的な内訳といたしまして、うちの方で一応試算いたしましておりますものは、保台ダムあるいはその浄水場の管理に対しまして2人、水道施設の拡張に伴う管理要員の増として1人、給水件数の増大に伴う設計監督要員の増として1人、それから水質管理の強化に伴う人員増、これは市長の提案理由の説明の中でもご説明いたしましたけども、水質基準が近々改定されるということで、そこら辺で水質管理を強化していかなくちゃいけないということで、1人という増をみております。それと業務量の増大に伴う料金等の業務要員の増1人ということで、計6人ほどの増を見込んでございます。  2点目のどの程度の値上げかというご質問でございますが、これは今部内で慎重に数字を煮詰めている段階でございまして、今この段階で幾らというあれは申し上げにくいんでございますが、一応今考えておりますことは、25%から30%ぐらいの間でやらざるを得ないんじゃないかなというふうに考えております。それで料金算定する場合には、一応料金算定期間というものがございまして、これは普通、国の方の指導によりますれば3年から5年の間の料金算定期間を見て計算しなさいということでございます。私の方、今考えておりますのは、平成5年度から8年までの4年間をトータルして計算しまして、どの程度値上げ、料金改定がよろしいのかということで考えております。改定につきましてはそういうことでございます。  それと開発負担金の状況でございますが、平成3年度におきまして、12件ほど開発負担金を決算に計上させていただいております。その中にはマンションもありますし、一般の宅地造成もございます。開発負担金要綱に基づきました算定の中で、12件の開発負担金をいただきまして、その合計が 8,272万 9,510円という内容でございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 川崎利夫君。 ◆11番(川崎利夫君) 1点目はわかりました。2点目なんですけども、平成5年から8年の算定期間の中で料金改定を考えていくということですが、この第5次拡張工事の料金試算表を見ますと、平成9年に給水原価が、その前の年の 187円33銭から 360円71銭、供給単価が 235円と、こういうような試算がなされておりますが、広域水道の受水単価の目安は 220円になっております。これだけの百三十幾らの単価の逆ざやがあっても、供給単価が 235円とか、この程度の水準でいくことが可能なのか、この点について再度お尋ねいたします。  それと開発負担金、今年度12件ということですが、今近々完成されるグランドタワーさん、個別の名前出して失礼なんですけども、非常に大きな建物なんですけども、これらは開発負担金になるのか、ならないのか。今のグランドホテルさんは市営水道を一切使っていないかと思うんですけども、こうしたマンションもすべて地下水で対応される計画であるのか。市水を使って、なおかつこうした開発負担金を見込んでおるのか、また見込んでいるとしたら、いつの時点で開発負担金を支払うのか。前に聞いたときには、着工時点で支払う業者と完成時点で支払う業者と、いろいろあるように伺っておりますが、この点についてお尋ねいたします。 ○議長(川名義夫君) 水道局業務課長、松本恭一君。 ◎水道局業務課長(松本恭一君) 平成9年度の供給単価と給水原価の関係のご 質問でございますけども、これは確かに南房総広域水道企業団の受水単価は 220円ということでございます。しかしながら、その 220円の給水を受けまして、実際に 220円できても、それから先、それで 220円で皆様方のお手元へ行くわけではございませんで、さらにその上に必要経費がかかってくるわけでございますので、この平成9年度につきましての、これは5次拡張計画を3月30日付で得たわけですけど、その時点のあれでございまして、今さらに市民の皆さん方の負担と水道経営の兼ね合わせを考えながら、さらにもう少し煮詰めている状況でございます。したがいまして、今先生のおっしゃいました供給単価と給水原価の関係がそのまま今度はストレートに今度の料金改定の方へ行くわけではございません。さらに煮詰めているところでございますので、そこら辺ひとつお含みおきを願いたいと思います。  それから開発負担金につきましては、工務課長の方からお答え申し上げたいと思います。 ○議長(川名義夫君) 水道局工務課長、松井幸久君。 ◎水道局工務課長(松井幸久君) 開発負担金の鴨川グランドホテルさんの関係でございますけれども、ただいま決算の中で八千二百何ぼという数字でご報告いたしました。その中には含まれております。もう開発負担金はちょうだいしております。  それで計算の仕方なんですけれども、この開発負担金の要綱が平成2年の3月1日に施行されまして、そのときの負担金でございますけれども、最大給水量1トン当たり10万ということでございます。建築の負担金でございます。それから、宅地負担金といたしましては、造成面積1平米当たり 500円。これを基本といたしまして、開発負担金の協議をさせていただいております。そして、その後平成3年の7月1日、昨年の7月1日に要綱、いわゆる負担額の改正ございまして、現在では建築物負担金におきましては、使用量1トン当たり45万、それから宅地負担、これ造成面積でございますけれども、1平米当たり 2,250円ということで業者の方と打ち合わせをさせていただいております。グランドホテルさんにつきましては、改正前の10万円で納入をいただいてるところでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 川崎利夫君。 ◆11番(川崎利夫君) この試算表で見てみますと、広域水道の受水が平成7年からだと思うんですけども、平成7年のときは 185円ですか、それが平成8年で 187円、平成9年で一気に 360円という非常な値上げというか原価試算になっているんですけども、これだけ上がって、広域水道の場合、受水単価が 220円ということで、県の方でいろいろな補助金等々でこの単価で抑えるという約束はしているんですけれども、こういう差があって、なおかつ 235円ぐらいでできるのかなと、こういう気がするんです。単純にこういう気がして、もっと大幅な値上げにつながってこないのかなと、こういう懸念をするわけですけど、この点、考え方だけで結構ですので、細かい数字は結構なんですけども、考え方だけその点最後お尋ねいたします。 ○議長(川名義夫君) 水道局業務課長、松本恭一君。 ◎水道局業務課長(松本恭一君) お答えいたします。いずれにいたしましても、単価の試算というものを今後さらに詰めさせて、できるだけ市民の皆さんの負担のないように、と同時にやはり水道の経営もございますけれども、そこら辺のバランスをいかにとるかということでございますので、次回の議会にご提案申し上げるまでに十分詰めまして、また水道事業運営委員会等にもお諮りいたしまして、十分市民の皆様方にも納得いただけるような数字の方を提示させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。──阿部満君。 ◆9番(阿部満君) 川崎委員の質問とダブることもあると思いますけど、ひとつよろしくお願いいたいたします。まず、定数、職員の増の件でございますけど、当然これは事業の拡大に伴って、職員増を図っている。これはやむを得ないことだと思います。そうしますと、それにつきまして、営業経費等も当然増してくるんじゃないかなと、そういうような面につきまして、現在の経営状態から言いますれば、当然料金等にそういうものもはね返ってくると、そういうことが考えられますけど、その点いかが考えておられるのか。  それとあと、事業の拡大に伴いまして、当然投資的経費も増大してまいります。それに伴いまして、企業債も当然ふえてくるわけですね。そういうことを考えますと、今度は償還が今度それに伴ってまいります。その償還金の財源の捻出は可能なのかどうか。それが2点目ですね。  それとあと3点目に、もし料金改定があったとすれば、当然これ今は原価主義で改定をされてるみたいですけど、原価主義をやっていった場合には、建設改良資金等の財源の確保とか、また企業債の償還年限等の兼ね合いも出てくるわけでございまして、その格差によって当然改定率が高くなってくるんじゃないかなと、そのように思われます。今、課長の答弁だと25から30だと、そういうお話でしたけど、私ちょっと4年間の試算でやってみましても、こう上げなくても何とかいくんじゃないかなと、そのような私の試算ですからあれですけど、そういう数字が出ているんですけど、その点いかがでございますか。 ○議長(川名義夫君) 水道局業務課長、松本恭一君。 ◎水道局業務課長(松本恭一君) お答えいたします。まず、第1点目の人件費との絡みでございます。確かに業務量の増大に伴って人もふやしていかなくちゃならないということで、人件費もふえてまいりますことを当然予測しております。しかしながら、人件費もじゃ業務がふえたからといって、そのままストレートにふやすわけではございませんで、やはりできるだけ合理化を図り、職場のOA化ですとか、委託化、その他いろいろな新しい技術の導入ですとか、そういった極力合理化、効率化を図りまして、人員の増を抑えていきたいと思うわけでございます。  ちなみに、平成4年度の1日最大給水量、施設能力ですけれど、現在1万 1,100トンでございます。これは三つの浄水場を合わせたものでございますが、これが第5次拡張計画の平成12年度の目標年次ですけども、その時点におきましての施設能力といいますか、1日最大給水量の施設能力が1万 8,680トンになるわけでございます。その増加率を見ますと1.63倍、63%の増でございますが、これを単純に現行人員の17人から23人ということで比較しますと、これは35%の増ということで、こういった給水施設能力をそれだけ膨らませるけども、人員は極力抑えていくという趣旨をひとつご理解いただきたいと思います。  それから企業債の関係でございます。確かにこれだけ大きな投資をしていますと、企業債が非常にふえていくことは、償還金がふえていくことは事実でございます。ちなみに平成4年度の企業債償還金の見込みは、1億 7,824万 7,000円でございますが、これが例えば平成8年になりますと、2億 7,000万程度になるわけでございます。このようにしてどんどんとふえていきまして、ピーク時には3億、4億近くの年間償還金になる見込みというふうに考えております。  そこでそれに対する償還の財源があるのかということでございますが、それに伴いまして、やはり留保資金というものも並行して積み立てていきますし、減債積立金も、これは利益が出なければやりませんけども、そういった中から積み立てていきまして、そういった償還財源を捻出していきたいと思います。しかしながら、これが現行料金改定をしないでこのままでありますと、そういったことも不可能になってくるわけでございます。料金値上げをさせていただきまして、初めてそういったことが可能になるわけでございますので、ひとつご了解を賜りたいと思うわけでございます。  それで原価主義でやった場合、その25%か30%も高すぎるじゃないかというようなご指摘でございますけど、うちの方もこれは本当に概算のあれでございますけども、やはりこのくらいはかかるだろうというふうに、要するに平成5年から8年の間を一つの期間として見通しまして、年々ふえていく経費と現在の料金を比較しますと、そういう一つの試算があります。ただし、これはあくまでもさらに詰めさせていただいた場合には、その中で数字が煮詰まってくるわけでございますけども、あくまでも概算的な試算でございますけれども、そういう見通しを立てておるわけでございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 阿部満君。 ◆9番(阿部満君) いろいろ細かいことをたくさんお聞きしたいんですけど、それはやめておきまして、今いろいろご説明いただきました。当然、私も今回ばかしじゃなくて、過去におきましてもこの料金につきましては、過去10年間も上げてませんから、当然これは改定しなきゃならないということで再三質問をさせていただいてきたわけでございますけど、その時点においては準備が整わなかったのかどうか知りませんけど、こうして急に上げるとなると市民に対するコンセンサスが得られるかどうかということが一つの問題じゃないかなと、そのように考えるわけでございます。その点につきまして、得られると思っているのかどうか、その点またお伺いいたします。  あと、決算を見ますと、年間の総有収水量に対して、無効水量が出ておりませんですね。その無効水量は逆算すれば出ることでありますけど、その無効水量に対する、果たしてこれがうっちゃりっぱなし。前回も何か五千四、五百万の無効水量の金額になると、そのようなご答弁いただいております。果たして、それがお金になるような無効水量の中で、またお金になるようなものがあるのかどうか。まして、今回の改定においては、その無効水量等も含んでの改定を考えているのか。それを抜いた上の改定の基準にしていかれるのか、その点お伺いいたします。 ○議長(川名義夫君) 1点目につきましては、市長、本多利夫君。 ◎市長(本多利夫君) お答え申し上げます。果たして、市民のコンセンサスが得られるかどうか、こういうご質問でございますけれども、水道事業、先ほど来いろいろご討議されておりますように、10年間据え置いてきた。現況の水道企業会計はこうだと。将来、こういうふうに全地域に水をはっていくんだ。こういうようなことを事細かくご説明をしながら、市民の皆様方のご理解をいただきたいと、かように思っておるところでございます。ねばり強くご説得を申し上げていきたいと、こう思っております。 ○議長(川名義夫君) 次に、水道局業務課長、松本恭一君。 ◎水道局業務課長(松本恭一君) 2番目の有収水量の関係についてのご質問でございますけれども、確かに、この水道経営にとりまして有収率を上げていくということは一つのテーマでございます。第5次拡張計画におきましても、毎年少しずつ上げていくように努力していくということの方向でやってるわけでございますけども、その中で先生ご指摘の問題、例えば消防の活動等で使った水量についての一般会計からの負担をしていただくと、そういうような問題等ということではなかろうかと思われますけれども、法の建前からいけばそういうことも可能であるわけでございます。実際は、現在うちの方ではそういった火事で消火栓とか貯水池等を使いましても、それは火事のことであるから、公共的なことであるからということで、いただいてないわけですけども、法的にはいただける。そして、いただかない場合は、確かにその分は需要者の皆さん方の負担にかかってくるわけでございますが、ただ、今までの使った実績を見ますと、年間 300トン程度でございます。そうしますと、現在の私設消火栓の単価 300円かけましても、それで10万円前後じゃなかろうかなと思うんですけども、ただことしはちょっと多くて千何百トンも使っておるんですけども、いずれにいたしましても、それほど大きな金額ではない。でも大きな金額でなくても、それが皆様方の利用者のご負担にかかるということであれば、また考えなくちゃいけないと思います。いずれにいたしましても水道局だけで決定できる問題でもございませんので、今後消防防災課等とも協議いたしまして、十分検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) 阿部満君。 ◆9番(阿部満君) 今、市民にコンセンサスを得られるかということで市長にご答弁いただきましたけど、ということは水道事業が独立採算制であるということを市民が知らないというのが多いんじゃないかなと。当然、税金払ってるから引いてくれるものだと思っているわけでございまして、やはり一応独立採算制であるということをやはり教え込むことも一つの方法じゃないかなと、皆さんの料金で水道はやっているんだということで、一般会計から一切そういう繰り出しはないんだと、そういう面でしていかれた方がよりコンセンサスを得られやすいんじゃないかなと、そのように思いますので、ひとつその点よろしくお願いしたいと思います。何はともあれ、水道は人間の生きていくために必要なものでございますから、まして低廉な価格で一応提供するという理念もございます。そういう面にのっとりまして、ひとつ健全な経営をしていくために、よりよい改定をお願いいたしますけど、ひとつよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。             (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 川井健司君。 ◆8番(川井健司君) 料金の問題について若干触れますが、逆ざやになっているのが既に大分前からであるというふうに感じているわけです。理解しているわけですが、いつまでもこの逆ざやになっていて、結局、現執行部のときになってアップして、そのつけが今やっている連中何やっているんだというようなことになってしまう可能性があるわけです。一生懸命皆さんやっているんだけれども、こういう状況で単価が逆ざやになってきたので、受益者の皆さんのご理解をいただきたいということをもっと早くに、別に単価アップを奨励するわけじゃないですけれども、現実がこうだということを十分説明すれば、来年度のアップでなくても、既に平成元年ですとか、平成2年で私はできた問題ではないかというふうに感じるわけでございますけれども、その辺のことはどのようにお受けとめになられていたでしょうか。 ○議長(川名義夫君) 水道事業管理者水道局長、速水伸雄君。 ◎水道事業管理者水道局長(速水伸雄君) お答えを申し上げます。ただいまご指摘がございましたとおり、逆ざやの現象は既に数年前から出ておりました。なぜ改定をしなかったかということになろうかと思いますけれども、できるだけ使用料金については、公共料金については値上げを抑えようという一つの配慮があったということと、それから、どうやら加入者負担金や開発負担金、あるいは利息等で、どうやらその分が補てんをできてきたということで、今日まで延びてまいったというふうに考えております。ここへきまして、いよいよそれらを充当しても、なお収支状況は大変悪化をしているということで、今回改定の準備をさせていただいておるところでございます。できるだけ早く市民にPRをして、市民のコンセンサスを得て実施をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(川名義夫君) 川井健司君。 ◆8番(川井健司君) 公共料金をアップしないようにということは、これは一つの使命であるということはよく理解できるわけです。ただ、問題はランニングコストで収支をやっていくのと、開発負担金や何かをもらっていくということは、その開発負担金や何かをもらうということは未給水地区への設備投資の方にやっぱり充当していくべきであろうかと、そしていただいた金が一般収支の方に充当されていって、赤字になったのをそれで補てんしていくというような考え方では、やはり健全経営は私でできていかないと思うんです。ですから、今給水している皆さんの中でやり繰りができるような単価を、一遍に値上げするから30%、40%でびっくりするくらいになると思うんですけれども、それが5%の値上げでひとつよろしくって言えば、3年とか4年とか小刻みになるかもしれませんけれども、その辺のことは未給水地区の人たちがいるんだというとで、給水している人たちの理解は私はいただけるんじゃないかと、そういうふうに思うわけです。ですから、金に色がついてないとは言いながらもきちっと分けて、設備投資をする資金として積み立てておいて、これから老朽化した管の布設替えもしなくちゃいけないとか、いろいろあるわけでございます。そういった資金の捻出して、そういう負担金や何かを充当していくのが至当ではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(川名義夫君) 水道事業管理者水道局長、速水伸雄君。 ◎水道事業管理者水道局長(速水伸雄君) 過去の問題につきましては、確かに仰せのとおりの部分があろうかと存じます。以後、水量も確保できてまいる見通しがついておりますので、未普及の地域への解消にも努力をしてまいりたいというふうに考えておる次第でございます。  以上です。 ○議長(川名義夫君) 川井健司君。 ◆8番(川井健司君) その件については了解いたしました。よろしくひとつご配慮をお願いいたします。  利根川の水の給水、送水管の工事で、るる被害や事故等が起きているというような話があるわけでございますが、以前個別にお伺いいたしましたときに、あの送水管が通っている県道ですとか、国道ですとかに消火栓を取り出すということはだめだと、無理だというようなお話があったわけですが、そういった災害のとき、常時その水を使うというわけじゃありませんし、送水管ですから、いわゆる本当に水道水として飲めるという状態ではないかもしれませんが、非常災害、特に火災や何かのときに、そういう迷惑をかけていると。その地域の人たちに災害のときにそれが使えるというような形で、何メーター置きがいいのかわかりませんけれども、そういう施設をするということは可能なんでしょうか。 ○議長(川名義夫君) 水道局業務課長、松本恭一君。 ◎水道局業務課長(松本恭一君) お答えいたします。その問題につきましては、これは各送水管につきましては、各市町村で1カ所しか受水ができないことになっておりまして、その送水管の途中でどんな形であれ、支線を出すということは、これは技術的にもそうなんですけども、これはやらないという取り決めになっておりますので、それはちょっと残念ながらできない状況です。それでそれを受けた各市町村の配水管の管網の中で、そういった消火栓の配置計画を、これは消防防災課との協議になりますが、そういった中で今後検討していきたいと思うわけでございまして、まことに申しわけありませんが、そういう形で直接取り出すということはちょっと不可能な状況でございます。  以上でございます。 ○議長(川名義夫君) ほかに質疑ありませんか。            (「ありません」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第10号は建設常任委員会に付託をいたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── △動議  (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) 久野武松君。 ◆17番(久野武松君) この際、動議を提出いたします。ただいま議事進行中でありますけれども、本日の会議はこの辺で延会いたしたいと思いますので、お諮りを願います。             (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) ただいま久野武松君から本日の会議は延会されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。よって、本動議を直ちに採決いたします。  ──────────────── 〇 ─────────────── △延会 ○議長(川名義夫君) お諮りいたします。本議題のとおり決することにご異議ありませんか。            (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(川名義夫君) ご異議なしと認め、本日はこれをもって延会いたします。どうもご苦労さまでした。              午後1時52分 延会  ──────────────── 〇 ───────────────              本日の会議に付した事件 1.開  議 1.議事日程 1.議案に対する質疑・委員会付託(議案第1号〜議案第10号) 1.動  議 1.延  会...